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画房日誌

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島田紳助引退と、ツイッター。

 島田紳助、“黒い交際”発覚で芸能界引退 事務所コメント全文
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110823-00000331-oric-ent
 
 私は、島田紳助と言う芸能人が嫌いです。それでも昔は割と好きでした。
 司会者としては現在いる「司会者」の中でもかなり手腕があると思うし、頭の回転はいい人なんだろうなあと言う認識は変わらないのですが、だんだん他人弄りの内容がひどくなっていきました。イジリと言うにはひどい個人のコンプレックスを的確にえぐり倒す悪口。罵倒の数々、念願のダウンタウン松ちゃんとの番組「松紳」では金金カネの話ばかり。なんだかあの頃からだんだんうんざりして、毎週見ていたこの番組も見なくなり、いつの間にか終了していました。
 時々見ていた「行列のできる法律相談所」なんかの中でも、喋る事と言えば本編そっちのけでゲストにひどい言葉を投げかけ、あとは「俺ってステキやん。浮気してもステキやん」トークばかり。テンポだけはやたらいいので手腕があるように見えていたのかも知れません。しまいには番組自体も法律番組から脱線しまくるようになったので、この番組も一切見なくなりました。
 
 数年前には、勝谷勝彦氏の女性マネージャーに「口の聞き方がなっていない」として度の過ぎた暴行をして芸能界謹慎。たったの二ヶ月ほどで涙の復帰会見。ですが、帰って来てからも、あのゲストへの暴言はとどまる事は知らず、なんだか若いのを抱き込んでアイドルを売りだしたり、作詞作曲したり、ヘキサゴンファミリーなる若手を率いて王様ぶりは暴走。09年にはTBSの年2回ほどある「オールスター感謝祭」では若手のお笑いのグループに暴力をふるったとネットでは騒ぎになりましたが、本人は全くのおとがめなしでした。あのときあの若い子たちが、勝谷氏のマネージャーのように訴えていれば、もっと早くこの人の芸能人生にピリオドを打てたかも知れません。今回の「引退劇」は、ちょっとだけ延命したが、やはりだめでした、もう吉本の力をもってしても庇いきれませんと言ったところでしょう。
 
 事の真相なんて私にはわからないですけど、こういう偽善に満ち溢れた「裸の王様」の島田紳助のようなタレントが、芸能界にとってもそろそろ「汚染物質」になりつつあったのかもしれません。
 普通に司会をこなしているうちはまだ良いのです。感謝祭なんかはこの人独自の世界観を披露したり、ゲストに罵詈雑言を挟む余地すらないほどめまぐるしい仕事ですから、見ていて大して不愉快ではありませんでした。島崎和歌子との絶妙なコンビネーションも長年司会している二人ならではだな、と感心すらすることだってありました。それから、「なんでも鑑定団」では、比較的安心して見ることができました。「イジる」相手は最初のゲスト以外はみんな素人さんですから、流石にひどい事を言うわけにもいきません。有名人ゲストが来たとしても、スポーツ界の人やそれなりに名をはせた俳優さんだったりと、やや畑違いの人に対しては、流石の島田司会者も無難な質問や雑談をするしかありません。だけど、その程度で十分だったのです。この人は。きっと、この人はある種「凡庸な司会者」であった方が、面白い人なのかも知れません。
 
 多分この人は、権力を持ち自分の独壇場になるフィールドが広がり、力を遣う場面が増えるほど、卑しい本性が出てきて自滅するタイプなのです。
 今、ツイッターが「バカ発見機」と称されていますが、無駄に自分に自由に表現できる広い「フィールド」が手に入った時、人は無防備になり、本性または本音をこぼしてしまい、馬脚を現すからだと思います。そういう場で才能を発揮する人ももちろんいますが、それが相応しい人と、そうでない人が居るのも確かです。
 若く思慮も浅い大学生だとかはすぐに失態を犯してしてしまうのは必然かも知れません。いつもは口に出したとしてもその場に居る人たちにだけドン引きされて終わりになってしまう事が、こう考えた!送信しよう!であっという間に全世界に送信してしまう。あれはマズイ事を言ったのだと気付いた時にはもう後の祭りなのです。本音なのだだとかは、小出しにして全開にしないほうがいいように世の中できているのでしょう。人間、あるでしょう?ふいに黒い考えや、バカな事を考えてしまったり、だけどそれはホンの一瞬魔が差したり、気の迷いだってことがほとんどです。だけど力があり、周りがチヤホヤして持ち上げられて、自分は何をしても許されると思った時、少し暴言を吐いても、本人の技量もあってか「紳助さん毒舌w」で済むし、いけいけどんどんと突き進んで、好きなことをやり、気が付いたら後戻りのできないゾーンにまでズブズブに浸かっていた、と言う事は、有り得ると思います。
 
 島田紳助は、会見でこんなことを述べていました。 
 「知人を介して暴力団関係者と知り合い、メールのやりとりを何度かしていたが、自分の中ではこれは芸能人として悪い事だとは思っていなかった。」
 と。ならどうして、「自分が申し出なければ謹慎程度で済んだ」ようなことを、自ら「もう引退します」と言ったのでしょうか。本人は「若い後輩たちに示しがつかないから」と言った事をおっしゃっていましたが、はたしてそれだけの理由なのでしょうか。自分では悪い事だと思っていなかったのなら、何も引退せず、無期限謹慎を受け入れるとかで良いんじゃないでしょうか。
 紳助さんのお友達の田原総一郎氏も、以下のようにつぶやいておられます。 

namatahara 2011.08.23 23:28
島田紳助さんの引退会見を見た。暴力団と付き合った事が芸能界のルールに反しているから引退すると言うのだが、紳助さんが言う限りでは、こんなのは付き合いとは言えない。彼が芸能人としてのルールを極めて重大に考えた事はさすがだと思うが、これはどうみても付き合いではない。

 至極普通の人の反応です。会見が終わって、納得がいった人など一人も居ないでしょう。今までの悪行三昧(2度の暴力絡みの事件など)があり、吉本がもう面倒を見切れないとしたところを、紳助のほうから潔く引退を申し出たことにしてあげよう、という事なのでしょうか?それでも、色々と疑問は残ります。
 
 こんなことを言ってはあれですが、芸能界なんて所詮やくざな世界だってことは、普通の人間なら分かりきっていることです。だからこそ、たとえばクスリで逮捕されたり、暴力沙汰があったりして逮捕などをされたり、不倫だのなんだのと社会的道義に問われる事をしたことが公になったとしても、比較的強いバックアップがあって戻ってこられる。普通の社会では考えのつかないような甘い世界です。普通なら一度でもそれらの事が社会に公になれば、引っ越しをして仕事を変えるしかありません。その世界では生きていけなくなります。
 そんな世界に生きていて、島田紳助のきっぱりとした引退宣言は立派と言えば立派なのですが、だったらあの暴力事件で送検された時点で辞めるべきでした。何故今回はあっさりと?よくわかりません。しかも会見の最後のほうでは、辞めるにあたり後悔がないのか、本当にそれだけで引退なのか、といった質問を何度も飛ばす記者に、「もうボクは止めると言ってるのだから、いいでしょう。辞める人間が今更嘘なんて吐きません。」と、やや開き直り、それ以上質問するなといったニュアンスをうかがわせました。正直感じ悪いし、これ以上言えない何かがあるのではと勘繰りもしました。
 
 ツイッターの話に戻しますが、ツイッターて面白いもので、つぶやいてる本人は、本人でも割とどうでもいいと思う事を最初はつぶやいているものです。だけどだんだん、ちょっとした反応が面白くて、反応がないと詰まらなくなって、笑ってほしくて、色々書いてエスカレートする人がいます。こないだ炎上してクビにまでなってしまったアディダス社員のI.Mさんだって、ウケを狙っただけに違いないのです。自社の契約アスリートとその奥さんだって知らなかっただけで。紳助も、最初は人に笑ってほしくてお笑いをし、実力が付いてきたら自分の漫才でどれほど世の中に影響を及ぼせるのか試したかったのでしょう。ツイッター民が「拡散希望」とかやるのに似ています。だけどだんだんフォロワーが増えて、何か俺えらい世の中に影響なくね?って勘違いしてしまったら、自分が相当イタイのに気が付かず、あんたそれどうなのって面と向かってリプライされても「俺のオモシロつぶやきがわからないってw」と罵倒してブロックしたりします。なんだっけ、こないだ話題になったお笑いクラスタだっけ、そういうの。
 
 ツイッターと芸能人比べるのもまあ自分でもどうかとは思いますが、何か、ツイッターてブログなどより凄く手軽です。手軽過ぎるのです。放送で芸能人が世の中に発信したギャグぐらい実は潜在的には影響力があると思います。飲酒運転してしもーて、って一言つぶやいても、数秒で消せばフォロワーが少ない人なら影響ないでしょうが、まあまあフォロワーの多い人はそれだけで人生終わってしまう可能性もあります。
 ブログはツイツターよりは長文である事が多いです。文字制限が特に無いので、とりあえずひとつの「起承転結」、つまり事の起こりとオチを書いてしまうまで投稿するのはちょっととなる人がわりと多いと思います。その間多少なりとも頭を使って、全体を考えます。すると、「さっき書いたアレは良く考えたらヤベーな、消そう」とかいう判断ができる余裕があるのですが、ツイツターはまず感覚的にポチッとやってしまうし、つぶやいたら、そのことも忘れる人が多いのです。自分のつぶやきを見返すような人は、まず失言はしません。ポロッとつぶやいて忘れるような人が、犯罪告白炎上等に巻き込まれるのです。
 
 人はミスをします。一瞬の判断で何かしろと言われて、ちゃんと無難な選択を出来る人と、突飛な事を勢い任せでやって、成功する人もいれば失敗して何もかも台無しにする人がいます。テレビの芸人は、それでもまだ編集とか、周りに「それはカットだな、使えないだろ」と判断してくれる人もいますが、紳助のように王様状態になるとそんな注意をする人さえいなくなります。人生いつもツイッター状態です。どんなつぶやきも削除できないのです。
 
 彼はついに芸能界のアカウント「島田紳助」を削除する羽目になりました。リアルの世界で「長谷川公彦」に戻っても、その罪は多くの人の記憶に残っていますけどね。
 
 
 
 
 …とかまとめてみましたwwww
 みんなも送信ボタンを押す前には、良く考えまょう。フォロワーが増えれば増えるほど、頭を垂れる稲穂かな。もちろん、ツイッターやらブログに限ったことではありませんが。
 
 
 
 
 アホくさい記事ですいませんwwwwwwwwwww
 
 
 


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